青山中国語書院
よくある質問

Q : いわゆる聞き流し習得法を利用してきましたが、効果が芳しくないようです。レセエメ方式はどのように違って有効なんですか?

A : 聞き流し習得方の有効性を主張する根拠は、恐らく子供たちの言語習得のプロセスを見て、みな聞いているだけで自然に言葉を習得することができると思う点にあるのでしょう。しかしレセエメ方式を生んだ理論によると、大人になるにつれ、音韻システム(ある言語の発音全体)を習得する生理的な条件が、子供の時と比べずいぶん変化が生じてきます。この変化した分を何らかの方法で子供の時の状態に戻せない限り、新しい音韻システムの習得は困難でしょう。これが一点です。
もう一点は、論理的に考えると、まず発音がなければ、聞くことができるはずもないのですから、発音が先にあり、そして耳で発音を弁別したり同定(同一と認めること、すなわちこの発音は発音者側と聞き取る側双方がこの発音は同じ発音であって、別の発音ではないと認めること)したりして、聞き取って理解します。したがって、子供たちもみな最初は試行錯誤を重ね、自分が出した声を覚え、周りの見本となる声と比べ、そして調整し、最後に必要な発音全体すべてを弁別ないし同定ができて初めて、この言語の発音ができたといえます。
レセエメ方式を生んだ理論は、「自分が出した発音を覚えて見本と比べ調整していく能率が高いのは、子供たちが持っている生理構成上の優勢がある」というメカニズムを始めて解明し、言語教育に応用したものであり、格段に有効性が高いといえます。
この聞き流し習得法の問題点は、自分ができない発音つまり弁別や特に同定のできない発音を、子供の時の音韻システム習得法を流用して新しい音韻システムを無理やり習得しようとすることです。言い換えれば、大人の発音生理構造が子供の頃とはすでに変わっていたことに気づかず、逆にこれを子供の発音習得法と称する点にあるのではないでしょうか。
いわば、脳は口を決め、口は耳を決めるのが論理的であって、決してその反対のプロセスではない。したがって、聞き流し習得法によって能率的に音韻システムを習得するのは、無理があるのではないでしょうか。
レセエメ方式は脳→口→耳の順番で問題を解決していくので、論理的にも実際的にも理解しやすいのです。

※ 1. ここは発音要素の弁別を指します。弁別できるということは、要素が複数ある場合、その中のひとつの要素とほかの要素とを比べ、その違いが明確にわかるということです。
※ 2. 同定と弁別の違いは、弁別はある参照物を参照して違いがわかる、同定というのは、参照物がなくてもこれがどれかがわかる、e.g. ID番号でその人を同定できるということです。

Q : 他の中国語学校でシャドーイングのレッスンを受け、私には合わないようでした。シャドーイングは通訳養成などに使われるとのことで期待していたのですが・・・。レセエメ方式も本格的過ぎてわかりづらいのではないでしょうか?

A :神経を集中してシャドーイングをすることは、すでに完成している音韻システムに対して、補強的効果があると思います。ただしこの方法を新しいシステムの習得に使う場合、先決条件をつけなければなりません。
その先決条件というのは、まず習得した新しい音韻システムが母語並みのレベルに達していることです。この条件がなければ、この方法は有効どころか、悪い癖をさらに定着させ習得の弊害になってしまうのです。
この方法は、ほぼ完成した(弁別できるレベルはQAを参照して下さい)音韻システムのバランス全体を微調整し、補強するには有効ですが、新しい音韻システムの確立には向かないはずです。

Q : 英語を使いこなすために脳機能を働かせる習得法を試してみましたが、あまりピンときませんでした。レセエメ方式は脳機能に注目した習得法のようですが、どう違うんでしょうか?

A : 脳の言語的な構造は、現段階でまったく科学的に解明されていないといっていいでしょう。ですから、何語脳を作るというのも、あくまでもひとつの仮説に過ぎないのです。
ある熟練した技能を、似た技能の修得の土台にしたい気持ちこそ人間の知恵の現れであり、つまり似た神経構造で似た知識を習得するのは、省エネ的で合理的です。
ですから、似た技能を習得するために別の神経構造を新たにつくることは、少なくとも経済性が欠けるため、脳はこの方式をとらないとレセエメを生んだ理論は考えます。例えば、自転車に乗ることができれば、オートバイに乗ることはゼロからのスタートではなく、自転車の乗り方を応用することができます。
そのためレセエメ方式は、学習者の母語音韻システムを敢えて参照システムとし、その完成したシステムの中に新しい精密な音韻システムをつくります。したがってレセエメ方式で学習する際のステップは、まず母語音韻システムを固定させることからです。つまり母語発音のメジャーができればほかの言語発音も量れるとのことです。
レセエメ方式を生んだ理論は、発音器官の運動や行為と発音する心理の調和を重視し、さらに、発音に関する心理的、生理的ないし物理的な統一をはかり、発音システムを能率よく習得させます。

Q : 発音や文法の学習を軽視して、とりあえず話そう!という学習法もあります。御社はなぜそこまで発音にこだわるのでしょうか?

A : 皆さんもご存知のとおり、人類の歴史において、言語は文字からではなく、発音から発生したはずです。人類は音声パターンを発見し、これを使って物事を象徴する(知覚に基づいて、心に外界の物事のイメージを思い浮かべさせる)ことができるようになりました。そのためわれわれは、目の前にあることもないこともその音声パターンに乗せることができ、知的な財産を爆発的に蓄積させることができました。
つまりこの音声パターンの集合体は、知恵の伝播や保存の道具であり、いわば言葉の要といえます。
結論からいうと、最初から発音をしっかり習得しておかないと、鉄道の軌道の幅がバラバラであることと同じように、物事をスムーズに運べるわけがないのです。

 
 
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